【直島】アートに触れる旅。初めての直島を120%楽しむ!!見ておきたいおすすめスポット5選

直島とは

香川県の北、瀬戸内海に浮かぶ直島。「アートの島」とも呼ばれ、島内のあちらこちらにアートスポットが点在。古い街並みと現代アートが混在し、島そのものがアートのような存在に。国内外より観光客が訪れる、人気のスポット。非日常×アートを楽しみ尽くしたい!そんな方に、おすすめのスポットです。

足早に回れば1日でも散策できますが、それぞれのスポットをゆっくり・じっくり鑑賞したい際には、1泊2日の滞在がおすすめです。

直島へのアクセス

陸路はないので、カーフェリー・旅客船が運行。本州からは、岡山県玉野市の宇野港より15~20分。四国からは、香川県高松市の高松港より30~50分。カーフェリーより旅客船のほうが、乗船時間は短いです。

島内の移動手段、主はバス。町営バスとベネッセアートサイトのシャトルバスが運行しています。本数も多くはなく島民の方と相乗りになるので、譲り合い、時間に余裕をもって行動プランを立てておくことをおすすめします。自転車やレンタカーもありますが、一部通行できない区間があります。

01:島の玄関口「海の駅なおしま」

直島・宮浦港に着くと、いよいよアートトリップの始まり!シースルーで大胆なデザインのフェリーターミナル「海の駅なおしま」。その防波堤側に、フォトジェニックな草間彌生さんの「赤カボチャ」がお出迎え。中に入ることもできます。

その目の先にも、アートが!

02:直島銭湯「I♡湯」

宮浦港から、徒歩で約3分。路地を1本中に入ると、昭和の面影⁈×アーティスティックな外観の銭湯が。デザインはアーティストの大竹伸朗氏。内装も浴槽、風呂絵、モザイク画など、至る所に大竹氏のこだわり満載の建物です。

03:地中美術館

緑豊かな坂道の脇を登っていくと、美術館の入り口が見えてきます。設計は、コンクリート建築で有名な安藤忠雄氏。瀬戸内海の景観を損なわぬよう、施設のほとんどを地下に埋設。地上からは、ほとんど外観が見えません。入り口のコンクリートのトンネルを進み、中に入っていきます。他の美術館と大きく異なるのは、作品や空間を「自然光下」で鑑賞すること。時間帯や季節によって、それらは違った表情に見えてきます。

04:家プロジェクト

場所は、宮浦港と反対側。本村港近くの本村地区へ。

家プロジェクトは、直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものをアーティストが作品化しています。

ベネッセアートサイト直島より引用

インフォメーションセンターになっている「本村ラウンジ&アーカイブ」。鑑賞チケットやお土産、関連書籍等を購入することができます。

かつては農協のスーパーだった建物。基本の構造はそのままに、リノベーションされた空間。

05:ベネッセハウスミュージアム

『美術館の中に泊まる』施設として建設された、ベネッセミュージアム。設計は安藤忠雄氏。「自然・建築・アートの共生」がコンセプトで、施設の内外至る所にアートが散りばめられています。ホテルの宿泊者は23時まで鑑賞することができ、なかなか見ることのできない『夜の美術館』を体験できます!

南瓜/草間彌生。台風で海に流されたことも…。

2022年は「瀬戸内国際芸術祭」開催の年!

直島を含む瀬戸内海12の島と、2つの港(高松港、宇野港)を舞台に、3年毎に開催される現代アートの祭典。2022年は、開催の年!秋までいろいろなアートを散策・鑑賞することができます。

瀬戸内国際芸術祭2022公式HP

この記事を書いた人

辻 奈津子

東京都調布市在住。
小児看護と男子二人の子育て・専業主婦経験を経て、好きだったインテリアを2年かけて専門的に学ぶ。2018年〜N-style interior & lifestyle design 主宰。実生活を考慮したインテリア提案、お客さまに寄り添う姿勢に定評がある。